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NO.8

 いま大河ドラマ『利家とまつ加賀百万石物語』で、利家の兄・利久を演じている三浦友和さん。
彼との出会いは二十二、三年前にさかのぼります。昭和五十年から、ぼくはロサンゼルスに留学し
て、学費や寮生活に必要なお金を自分でまかなうためにさまざまなアルバイトをしていました。
日本からCMの撮影などでアメリカに来るロケ隊のガイドやコーディネーターもやっていました。

 留学から三、四年後の夏、お菓子のCMの撮影チームを空港に迎えに行きました。ロビーに着く
と、カメラなどの機材が一カ所に集められた所に、一人の男性がいました。スタッフは何かの手続
きでどこかに行っていたのでしょう。撮影のスケジュールは詰まっていました。ぼくは駐車禁止の
入口付近に車を停めていて、あせっていました。手持ち無沙汰そうなその男性に「ほら、早く機材
を車に載せて」

「ぼやっとしてないで、ほかのスタッフを呼んできて」とせかせると、彼はすぐに指示に従って
くれました。それが三浦友和さんです。そのころ昭和五十四年ごろの彼はドラマ「赤い」シリーズ
で人気を集めるスターでした。ぼくはアメリカに四年いたし、日本にいるときにもあまりテレビを
見てなかった。ホテルに着いて紹介されるまで彼が三浦友和であることも、どういう俳優なのかも
分からなかった。彼こそ、ぼくがロケを手伝わせてもらうCMの主役だったんです。

 「ごめんなさい。本当に失礼しました」。ぼくが謝ると、三浦さんは「いいんですよ。仲良くし
ようよ」。あんまりフランクだったので、うれしかった半面、ちょっと驚きました。ロケは一週間
ほど続いて、ぼくらは仕事も食事もいっしょにして、友達になりました。彼が日本に戻って半年後、
スタッフからぼくに電話が入りました。三浦さんがロサンゼルスに、今度はプライベートで行きた
いと言っているそうです。ぼくは二つ返事でオーケーしました。久しぶりに会った彼はどこなく疲
れていました。彼の希望で寝泊りはぼくの住んでいた学生寮になりました。

 三浦さんは学内カフェテリアのランチを、本当においしそうに食べました。学生たちにとっては
「・・・・・」でしたけど。ぼくのルームメイトとも仲良くなって、みんなで映画を見に行ったり、
図書館で勉強したり。二、三週間後、彼はすっかり元気になって帰っていきました。

 当時、彼は山口百恵さんと交際していて、仕事の忙しさと同時に、さまざまなプレッシャーを受
けていたことを後から知りました。

(助世夫 健)

    
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