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NO.4

  ジョン・シェパードさんといえば、「歌手」「テレビタレント」そして、「千昌夫さんの元奥
さん」というイメージが、日本では強いのではないでしょうか。彼女は一昨年の四月にアメリカ
に帰り、いま社会のモラルを取り戻そうと優秀な政治家を発掘する活動をしています。

ぼくがジョンと出会ったのは、いまから十数年前。海外から日本に来ていた彼女の友達がトラ
ブルに巻き込まれ、ぼくがその相談に乗ったことがきっかけでした。千さんと離婚した昭和六十
三年の、少しあとだったように思います。
彼女は、いろいろあった千さんのことだけでなく、だれのことであっても悪口、陰口を言って
いるのを聞いたことがありません。ぼくは友達と、当時ジョンが住んでいた東京・広尾の自宅に
何度か招かれました。人は悪いことが続くと心を閉ざしたり、他人に優しく接する余裕がなくな
ったりもしますが、彼女は別でした。
  トラブルを経験するたびに人間が大きく、深くなっていく。そんな年月を重ねていたと思いま
す。どんなときも身だしなみに気を配り、女性としての輝きを保ち続けている人です。ある日、
ジョンは「私がこうしていられるのは信仰のおかげかもしれないわね」と言っていたのを覚えて
います。彼女は日本にいて、離婚の前後に家族の勧めでクリスチャンになったそうです。
             
  さて、いまから五、六年前にぼくが都内の会員制クラブに入会しようとしたところ、なかなか
その条件が厳しいことが分かりました。このころのぼくは、電話相談のボランティアとしてマス
 コミで何度か取り上げられていたので、喫茶店やレストランで一服しようとしていても、「ケン
・ジョセフさんですか?」と声をかけられることが多くなっていました。だから、つかの間の自
分の時間を持てる場所として、その会員制クラブに入会したかったのです。
             
  そんなある日、ジョンから電話がありました。「ケン、あなたの入会の可否を決めるのは実は
わたしなの。あなたは条件を満たしていないけど、このクラブにも心の悩みを抱えた人がたくさ
んいる。あなたがその人たちのケアをすると約束してくれるのなら、事務局にあなたを推薦する
わ」
             
  彼女がそのクラブの役員であったことを、このとき初めて知りました。ぼくは「もちろん、引
き受けるよ」と答えました。そして三カ月後に、ぼくはクラブの会員になることができました。
彼女は、ぼくの日ごろの活動ぶりをよく知っていて、ぼくのことを信じてくれたのだと思います。
             
  人生の中で裏切られたり、不公平、不条理なことがまかりとおったりすることがあります。で
も、大切なのは、そういう人たちを許し、常に希望を持ち続けることだと、ジョンから学びまし
た。
(助世夫 健)